佐渡の、廃業したボウリング場へ。
扉を開けると、大会の垂れ幕もボールもピンも、営業していたあの日のまま残っていました。
今回の現場で私たちが引き取ったのは、古いホーロー看板と、約1,000枚のレコード。
「もうぜんぶ処分するしかない」と思われていた残置物のなかに、次の持ち主を待っている価値が、たしかに眠っていました。
時が止まった館内に、残されていたモノたち。
ロビーには受付カウンターと売店、レーンの脇にはボールとピン。
バックヤードには、箱に入ったままの未使用のピンまで残っていました。
廃業した施設の中では、営業していた日々が、そのままの形で止まっています。
こうした廃業店舗や空き家の中のモノは、まとめて「残置物」と呼ばれ、多くの場合、そのまま処分へ向かいます。
でも、私たちの仕事は、その前に「まだ活かせるものがないか」を見極めることから始まります。
段ボールの中から、約1,000枚のレコード。
館内の一角に積まれていた段ボールを開けると、中身はレコード、レコード、レコード。
数えきれないほどの箱に、合わせて約1,000枚が眠っていました。
「これ、ぜんぶ捨てるしかないと思ってました」。
現場でよくうかがう言葉です。
でも、レコードはいま、もう一度聴きたい人・集めたい人がいるモノ。捨ててしまうには、あまりにもったいない。
引き取ったレコードは、状態を確かめながら、ニイガタベース(NIIGATA BASE)などを通じて次に聴いてくれる人へつないでいきます。
事務所の隅に、時代を刻んだホーロー看板。
事務所の隅に立てかけられていたのは、昔の店先を飾っていた金属のホーロー看板。
キッコーマン醤油に、「佐渡代表」の文字が誇らしいマルコ味噌。
サッポロビールの看板には「DAI NIPPON BREWERY」——大日本麦酒時代の社名が残っていました。
こうした古い看板は、レトロ雑貨やコレクターズアイテムとして、いまも探している人がいます。
錆びていても、価値がなくなるわけではありません。
むしろ、その時代を生きた証として、大切に迎えてもらえることが多いのです。
「ぜんぶゴミ」と決める前に。残置物に眠りやすい価値。
空き家や廃業した店舗・施設の片付けでは、こんなモノに価値が残っていることがよくあります。
古い看板・販促品
ホーロー看板や昔の店頭品は、レトロ雑貨として人気があります。
レコード
ジャズや洋楽ロック、シティポップの名盤は、いま特に人気。
海外のコレクターが探している一枚が、混ざっていることもあります。
金属製の古い道具
真鍮や銅、鉄の道具・部品は、モノとしてだけでなく、素材としても価値が残ります。
もちろん、すべてが買取になるわけではありません。
活かせるもの・処分するものを、現場でいっしょに見極めていきます。
建物は、閉めたままにしておくほど傷み、中のモノの状態も下がっていきます。
「片付けようかな」と思ったときが、いちばん価値を残せるタイミングです。
入口から出口まで、まとめて向き合います。
MINATO GROUPは、産業廃棄物のリサイクルから、遺品整理・空き家整理、買取、リユースまで、モノの入口から出口までをグループの中で担っています。
だから、現場でこう動けます。
活かせるものは、査定して買取やリユースへ。
残ったものは、法令に沿って適正に処分へ。
佐渡のような離島の現場にも、今回のようにうかがっています。
「ぜんぶ処分」の前に、いちど見せてください。
思い出のあるモノほど、ただ捨てるのはつらいもの。
誰かにつながる出口があるだけで、片付けは少し前向きになります。
マネキンが次の主役になった話も、よかったら こちらの記事 でどうぞ。
Q & A
佐渡や新潟県内の空き家・廃業施設でも、来てもらえますか?
はい。
今回のように、佐渡の現場にもうかがっています。
建物の場所や中の量によって段取りが変わりますので、まずは状況をお聞かせください。
価値があるかどうか分からないモノばかりです。それでも相談できますか?
むしろ、その状態でのご相談がいちばん多いです。
私たちが現場で拝見して、活かせるもの・処分するものを一緒に仕分けします。
ご自分で判断してから、と頑張りすぎなくて大丈夫です。
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