子どもが小さいころ、何度も「もう一回!」とせがまれた絵本。いつの間にか本棚に並んだままになっていても、簡単には手放せないものです。
けれど、読み終えた本は「役目が終わった本」とは限りません。別の子どもにとっては、これから出会う新しい物語になるかもしれません。
新潟市中央区のニイガタベースでは、家庭で使わなくなったものを地域の次の人につなぐ物々交換所「ZUPPEにいがた」を運営しています。今回は、絵本や児童書を手放すときの考え方と、持ち込み前に確認したいことをご紹介します。

子どもが大好きだった絵本には、買った日のことや読み聞かせの時間が重なっています。「もう読まない」と分かっていても、手放せないのは自然なことです。
全部を一度に減らそうとしなくて大丈夫。お気に入りの一冊や、家族の記念になる本は残し、もう読まなくなった本だけを別にしてみてください。写真に撮って思い出を残すのも一つの方法です。

ZUPPEにいがたが大切にしているのは、「次の人が気持ちよく使える状態かどうか」です。本も同じ視点で確認してみましょう。

多少の使用感があっても、必ずしも手放せないわけではありません。ただし、持ち込みが可能かどうかは品物の状態と受付判断によります。「絵本なら何冊でも必ず交換できる」という意味ではない点にご注意ください。
子どもが手放すことに抵抗を感じているなら、親だけで決めるのではなく、一緒に本を見ながら話してみるのもおすすめです。
「この本、いまも読む?」「次の子にも読んでもらえたらうれしい?」。そんな短い会話の中で、まだ使えるものには次の役割があることを伝えられます。

全部を譲らなくてもよく、今は残しておくという選択もできます。整理は競争ではなく、自分たちの生活に合う持ち方を考える機会です。
ZUPPEにいがたは、まだ使える品を必要とする人へつなぐ物々交換の場所です。家の中で眠っていたものが、別の家庭の暮らしに役立つ。そんな地域内の循環を目指しています。





ZUPPEにいがたの店内のようすです。並ぶ品物は日によって変わります。
本や絵本を持ち込む際も、受付で状態を確認してもらうことが大切です。品目や状態によって交換対象にならない場合があり、その場合は別の資源循環方法を案内できることもあります。
詳しい利用方法や対象条件は、ZUPPEにいがたの持ち込み判断ガイドで紹介しています。ご来店前には最新の案内をご確認ください。
物々交換が難しい場合でも、絵本の行き先が一つとは限りません。親戚や知人に譲る、古本店に相談する、受け入れ条件を確認したうえで地域の団体に寄付するなど、いくつかの方法があります。
ただし、寄付は相手が必要としていることが前提です。事前の問い合わせなく大量の本を送ることは避けましょう。
絵本を整理する際は、家族の思い出として残したい本と、次の人へつなげたい本を分けるところから始められます。次の人が安心して使えるかを確かめることも、大切な準備です。
新潟で物々交換やリユースに関心がある方は、ニイガタベースの持ち込みガイドを確認してみてください。営業は火曜日〜金曜日の10:00〜16:00です(祝日は定休)。予約はいりません。持ち込めるか迷ったら、LINEで写真を送ってください。